先日、高校時代の同級生とLINEをしていたとき、
昨年のバイク雑誌に御殿場の林道の記事が載っていると聞かされました。
つい先日ソロでツーリングした近くです。
何だかそのことが気になってしまって、現地調査のため出かけることにしました。
まずは御殿場の手前、小山町のお山へ向かいます。
R246を西進して現地を目指しますが、
やはり国道は退屈です。
以前も訪れたことがある善波峠の旧道へ寄り道します。
風情があって気持ちの良い場所です。
先人たちの足跡に元気をもらってまた退屈な移動路に戻ります。
しかし寒い!
グリップヒーターとレッグシールド、ワークマンの防寒着で何とか耐えられるレベルですが、
どうしても指先とつま先が冷えます。
山北を過ぎて小山町に入るころには道路標示に-2℃とありました。
ライダーなら分かると思いますが、風を切って走ると体感ではさらに低温になります。
それを思えば最近の防寒グッズは優秀なんでしょうが、それでも寒いです。
耐え切れずにコンビニでしばし休憩。
地図を確認してお山に向かいます。
本日一本目の林道は中島線です。
話だけではピンとこなかったのですが、
ここは以前セローカフェミーティングで連れてきてもらった場所です。
以前来たときはフラットで走りやすい林道でしたが、今回は・・・・?
すると走り出してすぐに通行止めです。
とりあえずどの程度の崩落なのか、現地調査してきます。
なるほど、なるほど、この程度でしたらバイクや人は問題なく通行できます。
ですが、万が一と言う事もありますので行動は慎重に、自己責任の範囲でお願いします。
くれぐれもバイクが走行不能になって徒歩で下山、後日友人を巻き込んで回収作業なんてことの無いように!
えっ、それって私のことでした。(反省!)
林道中島線、途中から生土不老山線になるようですが、
近年貴重な完抜け林道です。
本線9Kmほど、支線も含めると10Km以上の走り応えのある林道でした。
次に地図で見つけた林道を目指します。
乙女峠のトンネルのすぐ近くに入り口がありました。
ここまで来るとさらに寒さが増したように感じます。
それもそのはず、路面は所々白く凍り付いています。
淡い期待を抱いてきましたが、この林道はピストンで行き止まりになっていました。
凍結してはいましたが、路面はフラットで時折木々の間から富士山や下界の街並みが垣間見れます。
距離は2Kmほどでしたが気持ち良く走れました。
次に林道二の岡2号線に向かいます。
ここは雑誌で紹介されていた短いピストン林道です。
林道入り口からの富士山は飛び切り綺麗でした。
さて、雑誌の記事の林道巡りはここまでですが、
時間もまだお昼前ですので、もう一本地図でアタリを付けていた林道に行ってみます。
国土地理院5万分の一の地図で実線表示になっていたのですが、
行ってみると残念ながら舗装林道の様でした。
景色の良い処でコンビニで仕入れてきたアンパンでもかじってから帰ろうかと、
日当たりの良い場所を物色していると、
何だか気になる脇道があります。
上りだし、チョットだけ、と侵入してみました。(^^;
勾配こそ急ではありませんが、近年あまり使われていないような様相です。
だんだんと笹が路面に被って来て、路面も少し荒れてきます。
途中で分かれ道、左は藪の中に消えています。
右はチョットだけ勾配がきつく、カブでは人力をプラスしないと登れそうにありません。
藪漕ぎは遠慮して、一応登りの方は行ってみることにしました。
すると、登り切ったすぐ先で法面が崩落しています。
TL系だったらまだ進めそうですが、群馬のお山のこともありますのでここは撤退を選択しました。
最後の山道はほんの1Km少々の距離でしたが、
カブには丁度いい感じの冒険となりました。
この山道を下りてきた先に、実は下にも道がありました。
さすがにこのときばかりは自制心が勝ったのは言うまでもありません。(^^;