例年よりも遅く梅雨明けしたとたん、毎日のように猛暑が続いています。
ガレージでの作業もあまりの暑さにお休みがちです。もう若くもありませんので。
そんな中、以前納車したセル仕様のTLにイロイロ不調が起きているので見てほしいと依頼がありました。
エンジンが始動したりしなかったり、ハンドルも執られるような感じがするそうです。
ちょっと前にステアリングのグリスアップをして改善はしましたが、
試乗するとまだ少し気になります。
確認すると、タイヤが段減りしていて、しかもカチカチに硬化しています。
リアタイヤもかなり減っているので、いい機会と言う事でタイヤを交換することになりました。
タイヤが届くまでにキャブレターもオーバーホールします。
タイヤはヤフオクで最安値を発見してIRCを注文。すぐに届きました。
幸いチューブはまだ使用可能な状態だったので、作業は滞りなく終わりました。
さて、ハンドリングは正常に戻ったのか?
近所を試乗しようとしましたが、エンジンが全くかかりません。
キャブレターまではしっかりとガソリンが来ていますし、プラグも濡れています。
確認のためプラグを外して火花をチェックしてみると・・・・・飛んでいません。
アースの接触が悪いのかと何回か試してみると、たまに火花が見えますが、10回に一回くらいです。
そのうち全く火花は見えなくなりました。
初めに疑ったのはプラグです。
しかし交換しても変化なし。
次にプラグキャップ、イグニッションコイル、
ハーネスを剥いてサイドスタンド警告スイッチの配線など、チェックしてみましたが異常なしでした。
残る可能性はCDIです。
山積みの部品箱から手持ちのCDIを見つけ出してセットしてみると、
日が当たっていても分かるくらいの火花がきれいに飛んでいます。
どうやら原因はCDIのパンクだったようです。
サクッと交換して試乗して、問題が無いことを確認して納車してきました。
後日、通勤に乗って行って好調だったと連絡が入りました。
メデタシ、メデタシ。
猛暑と野暮用が重なって肝心のTL25号は進みません。
実のところ、どんなコンセプトにしようか、まだ迷っているのが実情です。
それでも、ステップやサイレンサーなどはいつも通りにするつもりですので作業を進めました。
ステップホルダーはベータの物をベースに加工して溶接で取り付けました。
サイレンサーも排気口を短くして取り付けます。
今のところまだここまでしかできていません。
猛暑のガレージで考えても脳が沸騰するだけですので、
ここ数日はボウーッとしながら考えをまとめることにします。