先日二日間の遠征ツーリングを無事に走り切って、
これでようやく問題点は無くなったと思っていたのですが、
以前に比べてかなり燃費が悪くなりました。
35Km/Lほど走っていたのが、30Km/Lを切る始末です。
キャブレターもエンジンも全く手を付けていませんので、
原因はマフラーしか考えられません。
走った感覚では以前より若干バックファイヤーが増えたくらいです。
もしかしたら気持ち高回転まで回るようになったかもしれません。
気のせいかも?と思うほど微妙な感じです。
抜けが良すぎてしまったのかもしれないので、
マフラー本体の消音材をキメの細かいものに交換してみました。
もともと静かだった排気音は、さらにジェントルマンな音量になって、
それでも高回転域で抜けきらないような感じはしません。
この状態で燃費を計測するためにちょっと試乗に出かけることにします。
ところが、気がつけばウインカーがハザードのように左右で同時に点滅してしまっています?
フロントのブレーキを強く握ると普通に点滅を始めて、離すとまた左右同時に点滅します。
う~ん、どういう事???
前回の記事でバブさんの電装トラブルをネタにしましたが、まさに明日は我が身でした。
左右同時点滅と言う事は左右のウインカー線がどこかでショートしていることが考えられます。
するとブレーキを握ると正常になるのは何故?
謎が謎を呼びます。燃費計測の試乗どころではありません。
テスターを片手に、ライト周りを分解して導通を探ります。
しかし、いくら探しても不具合個所は見つかりません。
このイーハトーブは電装を12V全波整流に改造してありますので配線図は当てになりません。
組み上げるときは純正色のコードを使って、後からでも分かりやすいように配慮しています。
唯一ハンドルスイッチの左側は中華製の汎用品です。
ここも分解して確認しましたが正常です。
万策尽きかけて、ふと目に留まったのは・・・・・・錆びたアースの端子でした。
画像の下側は同じホンダ車のボディーアースに使われていた端子ですが、
見えている部分だけでもサビているのが分かります。
そしてこのアースは回り回ってウインカーのアースにも繋がっています。
外して磨いて組み付けます。
すると、ウインカーはスイッチ操作の通り左右どちらもしっかりと点滅するようになりました。
謎解きの時間です。
ブレーキを強く握ると正常に作動したのは、ブレーキワイヤーに押されてアースのコードが微妙に動いたようです。
今まで通常に作動していたのですから、錆びによる接触不良も微妙なものだったのでしょう。
そして左右同時に点滅していたのは、メーター内のウインカーインジケーターで左右がつながっているため、
アースに流れない電流がプラスの線を通ってリアウインカーを通り、リアウインカーのアースから流れたためと思われます。
いや~、電装を把握したつもりでしたが、まだまだこんな落とし穴があるんですね~反省!
ここまで2時間かかってしまいましたが、無事に試乗してきました。
コースはブログ友のピロキンさんが紹介していた「幻の八丁の滝」まで行ってきました。
宮ケ瀬湖の奥、早戸川に流れ込む滝です。
昨日の大雨で水量が多く、迫力満点です。
この角度からだと三つの滝が見えますが、
実は本物の滝は一番手前だけで、奥側と真ん中は人工の滝なんです。
奥側はすぐに分かると思いますが、真ん中の滝も全景を見れば落ち込むところに人口の塀が見えます。
まぁ、それでも大迫力で、来て良かったと思いました。
手前の滝の数十メートル上流にはもう一つの滝がありました。
ここまで来る道沿いにも、前日の大雨の影響で、
小さな滝がいくつも出来ていました。
ダート路面はほとんどありませんでしたが、
やっぱり山の空気と水音は心が癒されます。
ピロキンさん、素敵な場所を教えていただいて感謝!です。
さて、とんぼ返りで戻ってきて、燃費を計測しました。
すると78Km走って2,2L入りました。
結果、35,4Km/Lと言う事になります。
マフラーの消音材交換でこんなに変わるものなんでしょうか?
とはいえ、結果オーライです。
まったく、旧車ってヤツは・・・・・・・、
しっかりいじれば応えてくれる、かわいいヤツです。(^^