お預かり車 TLR200を12Vバッテリーレスにする。
日曜日にいつものように神澤に行ってきました。
そこで先日イーハトーブを全波整流12V化したEさんから、
知り合いがTLR200を12V化してほしいというお話を聞きました。
当日その方もいらしていたので、お話を聞いてその場で引き取ってきました。
なかなか気合いの入ったTLRです。
コンペ志向の方ですので、今回の依頼はより簡素にバッテリーレス、キーレスで仕上げます。
いつものようにコイルをいじるのですが、TLRはイーハトーブとコイルの巻き方が逆です。
同じように結線すると打ち消し合って逆に発電量が下がってしまいますので、
この辺りに注意が必要です。
TLRのコイルは点火用とヘッドライト用のアースが共通ですので、
ヘッドライト用だけ取り出します。
点火用もカットしてしまうとエンジン不動になってしまうのでこれも要注意。
ハンドルスイッチもノーマルがありますが、これは経年劣化でかなりひどい状態です。
日に焼けて粉を吹いたような状態です。もちろん文字も消えています。
動きも鈍かったのですが、内部は比較的状態が良く、グリス切れを起こしているだけのようです。
分解してグリスアップ、腐食している接点を磨きます。
ついでにブレーキスイッチの接点も磨いてグリスアップしておきます。
ルックスに関してはとにかく磨きます。
ある程度の汚れと劣化した表面を剥がしてからレタリングシートで文字を張り付けて、
クリアを吹いたら出来上がりです。
全くのノーマルではありませんが、使用に問題はありません。
本日の作業はここまで。
この後、ハーネスを改良して保安部品を作動するように配線します。
この作業と並行して行っているのがタンクの修正です。
イーハトーブのアルミタンクはノーマルと同じく容量4,5Lです。
いくら好燃費でも航続距離が短いので、もう少し容量のあるものを物色していました。
そしてよく考えてみたら良さげなものを持っていることに気がつきました。
でもしっかりと凹んでいます。そこで・・・・・・
果たしてどこまで戻ってくれるでしょうか?