トライアル仲間のtr-133さんからイーハトーブを預かっています。
レーサーとしてレストアされた綺麗な車体ですが、
ナンバー登録して公道走行できるようにしてほしいと依頼を受けました。
12V全波整流加工して、サミーミラーバイアルスに付けていた保安部品を一緒にあずかっているので、
これを加工して装着します。
22号でやったのと同じ方法です。
ヘッドライト用のコイルのアースされている部分を切り離してコードをつなぎ取り出します。
本来バッテリーに充電するコイルからの配線と合体させてレギュレーターに入れて、
レギュレーターからの配線をバッテリーに繋ぐだけです。
レーサーとして再生されていたため、バッテリーケース用のダボなどが削り取られています。
そもそも12Vのリチウムイオンバッテリーを搭載するので、
ノーマルのバッテリーボックスがあっても入らないので作ります。
ウインカーリレーやヒューズなどを空きスペースに配置して、
メインハーネスを加工、不要な配線をカットして、必要な配線を足します。
これもできる限り純正色に合わせます。
ハンドルスイッチも接触が悪く、ウインカーが点いたり点かなかったりするので、接点を研磨します。
ブレーキレバーもスイッチ付きの物に交換。
キーとニュートラルランプも無かったので追加しました。
このキーはプラ製のカッコ悪いものだったのでスペシャル加工。
アルミ板でサンドして成型しました。
フロントフォークのオーバーホールも依頼されていたのですが、
オイルを抜いてみるとまだまだ綺麗です。
しかしオイルはしっかりと漏れています。
フロント周りをバラして組んで気がついたのですが、
スタビライザーの幅が少しだけ広めのような気がします。
それを無理に押し込んでしまうと、フォークが歪んでしまう為にオイル漏れしたのかもしれません。
一応バラしてしまったのでオイルシールとオイルは交換しておきました。
そのまま組むとまた漏れてくる可能性があるので、
フォークの取り付け部分を少しだけ削ってフィッティングしてあります。
恐らくこれで大丈夫だと思うのですが、今後の経過観察が必要ですね。
チョット汚れていたのでザッと洗車して、
フロントホイールの水分をとっていたところ、
スポークがユルユルなことに気がつきました。
ピカピカのスポークでしたので、前回整備されたときにホイールを組み直したのでしょう。
組み直したホイールは緩みやすいので増し締めが必要です。
これもザッと増し締めと振れ取りをしておきました。
リアホイールは今のところ大丈夫そうです。
大体こんな所でしょうか?
公道デビューしたら、お山に遊びに行きましょう!