話しは2週間ほど前のことです。
お山友達の方々を猿ヶ島に案内して、
広大な河原を走り回るつもりでした。
ところが、そのために持ち込んだ MONTESA COTA315R をパンクさせてしまいました。
気が付かずにそのまま乗ってしまっていたため、ビードが落ちてしまい走行不能な状態になってしまい、
皆さんを案内するつもりでしたので、何とかビードが上がらないかと人力で励みました。
しかし、落ちてしまったビードが上がるはずもなく、後には久しぶりの腰痛と、
昔痛めた右ひじ痛が待っていました。
と言う訳で、腰サポートベルトとヒジのサポーター、湿布薬にくるまれて2週間を過ごすことになりました。
あ~情けない!
しかし、日常生活に不自由が無くなってくると、
バイクに乗りたい病が再発します。
そこでおなじみバブさんと、最近通行規制がきつくなってしまった名栗方面に、
どんなものかと、林道と体調の様子を見に行きました。
いつも通っていた短いルートにも「バイクの侵入ご遠慮ください」という立て看板があります。
ここもハイキング道と隣接していますので理解はできますが、
ハイキング道のかなり手前から進入禁止にしなくてもいいのでは?と思ってしまいます。
とりあえず横の道にエスケープして、もうこの辺りも走り収めのようです。
さて、出口近くでイーハトーブが突然不調になりました。
スローが詰まってしまったのでしょうか?
タンクの錆取、コーティングは済ませたはずなのですが・・・・・?
ところが、よく確認すると単なるガス欠でした。(^^;
少し前にメーターが動かなくなって交換したことを失念していて、
走行距離を間違えていたのが原因でした。
そこから延々とガススタンド探しが始まります。
あったと思ったら日曜休業だったり、古いナビなので、あるはずのところが更地になっていたり。
ようやくR299正丸トンネルの手前で見つかりました。
せっかくここまで来たので、旧道の正丸峠に向かいます。
ある程度標高もあって、日陰にはチラホラと雪が残っています。
峠からの下りは北側斜面なので、路面も雪が残っていました。
まだこの辺りでは、雪だ~!!と楽しんでいたのですが・・・・
その後、舗装路を下って林道に入ります。
標高はさらに上がって、路面に残る雪の量も多くなってきます。
が、日差しはもう春の様相で、日向では暖かいというよりも暑いくらいでした。
忘れられた支線があったところも、重機が入って入り口が開いています。
道の延伸こそありませんでしたが、その可能性を感じさせる工事具合でした。
その後も気持ちよく、時に慎重に走っていましたが、
気候は春でもここはお山の真っただ中です。
残雪は多くなってきて、思いもよらない雪中行軍になりました。
そして、轍になって路面が出ている所は良いのですが、
圧雪されて凍ってその表面が溶けている所が一番滑ります。
バブさんが身をもって証明してくれました。
その後、笑って写真を撮っていた自分も再スタートするのに難儀しました。(^^;
それでも日が当たる場所では春の陽気です。
この後、名栗湖側の出口には頑強なゲートが設置してありました。
昨年、大名栗林道でオートバイの単独死亡事故が起きて以来、
通行規制が強化されてオートバイの締め出しが行われています。
屁理屈かもしれませんが、通行量当たりの事故率は、
一般公道の方がはるかに高いと思います。(通行量の絶対数がまるで違いますので)
「事故が起きたので通行止めにする」では、暴走族対策で今も続く都内の意味不明な通行規制や、
R20大垂水峠のバイク規制(国道なのに!)、古くは3無い運動などのように、
手っ取り早くひとまず規制してしまう。みたいに思えてなりません。
まぁ、同じバイク乗りから見ても危ないカッ飛びバイクがいることも事実です。
いくらゆっくり走っていても、事故が起こることもあります。
林道に限ったわけではなく、一般道でも同じです。
事故に遭う確率を少しでも下げるように、ライダー一人一人が気を付けるしかないのでしょうね~
と言う訳で、名栗湖方面のロングダートは頑強なゲートで塞がれていて通り抜けできませんでした。(哀)
気を取り直してお山を下って、名栗湖畔で休憩した後、
バブさんが見つけたカフェのような食堂に向かいます。
街道から少し入った場所にあるため、知らない人は見つけるのが難しいと思います。
やまね食堂さんです。
民家にカフェを増築したような感じで、
薪ストーブとカウンター席、テーブル一つの小さなお店です。
ここで、手打ちうどんの大盛をいただきました。
うどんは太い平麺でキノコとネギのツユにくぐらせていただきます。
シンプルですが、良い感じの歯ごたえと、ツルツルののど越しを味わう事が出来ます。
天ぷらは季節によって内容が変わるようですが、
その日はフキノトウと山芋、キノコとオクラなどが出てきました。
揚げたてサクサクで、これもおいしくいただきました。
食後は店のすぐ裏の河原を歩いてのんびり腹ごなし。
釣り人に聞くとヤマメが釣れるそうです。
帰りがけにもう一つ、通れるかどうか気になる林道を調査。
無事に走れることが判明しました。
最近は規制、規制で走れる場所がどんどん減ってきました。
体のこともありますが、走れるうちに走れるところを、
できる限り安全運転で楽しみたいものですね~
すっかり調子を取り戻したイーハトーブ。
出だしのガス欠以外はすこぶる快調でした。