200Vのチカラ
それに向けてもう、”初いじり”をしました。
実は今年から新たに加わった200V電源の実力を試してみたくて仕方なかったんです。
<溶接機を電源まで移動しやすいように木製ワゴンを造りました。>
それに打ってつけの素材は、
今ひとつしっくり来なかったTYのスッテップ周りです。
昨年末の乗り納めのときは、
ステップもキックアームもノーマルに戻しましたが、
どうにも腰高でいけません。
ステップもノーマルは小さくて踏ん張りが効かない感じです。
さらにスタンディングを多用するトライアルの長時間のライディングでは、
ブーツを履いていても足の裏が痛くなりそうです。
はじめはノーマルのステップを幅広に改造しようかとも思いましたが、
それでは腰高感はそのままです。
そこで、ステップ位置を変更して、
以前付けていたアルミステップに交換。
キックアームが当たるので、
これも溶接でやっつけてしまおうと思います。
先ずは材料です。
ステップ位置をダウンさせるにはノーマルのプレートに、
何かを付け足さなければなりません。
そこで登場するのがチェーンアジャスターです。
これなら厚みも充分で、強度的には問題なさそうです。
左右で同じくらいになるように、慎重に位置を決めて溶接していきます。
以前使っていた100Vの時と比べると、
雲泥の差・まさに月とすっぽんです。
とにかく火花が強烈で、部材の奥まで溶解している感じです。
今までは表面的なつながりだったのが、
今度はもっと奥深いほうでつながっている様な感じがします。
<いくら200Vでやっても、腕はそのままですので、仕上がりはご覧の通りです。>
次に、当たってしまうキックアームですが、
曲げるのはかなり大変です。
ですので、カットして良い角度に溶接するのが正解のような気がします。
角度と強度を確保するために、
断面は段差をつけて、噛み合うようにしてあります。
即席の治具を作ってしっかりと溶接していきます。
よっちゃんから聞きましたが、厚い部材に溶接する時は、
「溶接棒を押し込むように」と聞いたことがあります。
100Vの時はそんなことをしようとしても、
すぐにくっ付いてスパークが飛ばなくなってしまいました。
200Vのスパークは強烈です。
頼もしい限りです。
もう少し磨いて、綺麗にしたら完成です。
さてさて、最大の関心事は「強度は大丈夫なの?」です。
その答えは、今週末に出てくれると思います。
溶接の確かな強度は幅が広がりますね
もし折れてしまった場合は合わせ面にV字に溝を掘ってから溶接した方が強度が出ますよ。
溶接棒は鋳物用が最適ですが高いし入手しにくいのでステンレス用を使用した方が良いと思います。
いいですね、羨ましいです。
1京都さんのご指摘のとおり、キックは鋳物なので、他の材料と比較して
熔着の仕方が違いましたよ、GTのはうまくいきませんでした。
明日は宜しくお願いしますー
今までは強度が心配で、当たり障りの無い所しか出来ませんでした。
明日、相模川で耐久試験をしてきます。
1京都さん、まったく知りませんでした。(^^;
合わせ面はV字ではありませんが、
段差をつけてかみ合うようにしてあります。
溶接棒のことはまったくノーチェックでした。
もしも明日、逝ってしまったらステンレス用で試してみます。
yoshidaさん、そう言えばGTのキックで経験済みでしたね。
私の場合、200Vの威力でしょうか、
結構しっかりと付いたように思います。
でも、中までしっかり溶解しているかどうか、
TYのキックはそれほど重くないのですが、
明日は思いっきりキックしてみます。(^^)v